Product
今週、また自分に言い聞かされる場面がありました。
昼はフローを調整して「これでつながった」と思ったのに、夜に実際の書き作業で使うと、開始の数ステップでまだ詰まる。
その瞬間にはっきりしました。私は使い手の外側に立って設計しているのではない。作り手であり、使い手でもある、同じ一人です。
私は「使い手を理解する人」ではなく「使い手の側の人」
作り手の帽子をかぶると、activation flow、異常分岐、拡張性を考えます。使い手の帽子をかぶると:滑らかか、速いか、途中で邪魔されないか。
この二つの感覚が同時に自分の中にあるので、最近は「使い手はこう感じるはず」とは書かず、「今ここで自分が詰まった」と書くようにしています。
創作で一番弱いのは最初の数分
日記は分かりやすいです。
理想は「感じる -> すぐ書く」。
でも現実は、ファイルを探し、タイトルを補い、体裁を整え、前回の続き場所を探す。そこまでで熱が落ちます。
だから最近ずっと同じことをしています。表現に入る動作を最前に置き、整理・アーカイブ・過去文脈接続は後段で自動化する。
作り手の視点で難しいのは機能より順序
各ステップ単体は難しくありません。難しいのは sequencing です。
順序を間違えると、体験はすぐ割れます。
今、繰り返し磨いているのは次の3点です。
- activation flow の第一歩をどこに置けば正確で邪魔しないか
- thought process をどう接続すれば途中で途切れないか
- skill と process stage をどうつなげれば誤判定と巻き戻しを減らせるか
私が作りたいのは「入口探し」ではなく「先に理解される体験」
従来操作はチャンネル切替に近い。入口を探してから内容を探す。
私が目指すのは Information Feed に近い。先に理解し、次に届ける。
これは UI の装飾ではなく、intent 判定の精度の話です。
本当の難題は intent の後
意図判定は入口にすぎません。その後は抽象レイヤー設計です。
同じ「書く」でも差は具体的です。
- バイリンガルな使い手は language refinement が必要でも語感は潰したくない
- クリエイティブな使い手は言い回しより content high fidelity を重視する
- 過去の表現や joke を覚えていて、毎回説明し直さなくて済むことを望む人もいる
だから私にとって、便利さを民主化することはボタンを増やすことではありません。自分のやり方を持ち込める抽象レイヤーを作ることです。
動いてから、伝え方を学び直す
この仕組みは何度も調整して、ようやく動くところまで来ました。
でも内部がどれだけ複雑でも、使い手がその全部を見たいわけではない。
必要なのは、価値を明確に伝えつつ、参加の余地を残すことです。
最近いちばんしっくりくる比喩は、やはりレゴです。
固定メニューに押し込むのではなく、手元にブロックを渡す。
- 自分の発想をそのまま差し込める
- ツールが理解しつつ、長期で使える安定性・手軽さ・安全性を持つ
この道はまだ続いています。私にとって設計は一度きりの答えではなく、実使用と一緒に育つものです。
これは宣伝ではなく、作りながら実際にはまった落とし穴の記録です。